阪神のスペシャルアシスタント（SA＝特別補佐）や野球解説者として活躍する藤川球児氏（41歳）が3月19日、YouTube公式チャンネル「藤川球児の真向勝負」を更新。晩酌スタイルという形で冷凍宅配食「nosh-ナッシュ-」を食べながら、メジャーから帰国後に阪神タイガースでお世話になった金本知憲氏（53歳）、矢野燿大氏（53歳）との秘話や、想いを語る動画を公開した。

藤川氏は、“火の玉ストレート”と呼ばれる打者の手元で浮き上がるような速球を武器に、日米通算245セーブの大クローザーとして、球史に残る大きな功績を残した。現在は阪神球団のスペシャルアシスタント（SA＝特別補佐）や、NHKにてプロ野球解説者に就任。論理的に分かりやすい解説で野球ファンから人気を博し、選手引退後も野球界を牽引する存在として活躍している。

今回の動画では、藤川氏がメジャーから帰国後、高知ファイティングドッグスを経て再び入団した阪神時代に監督であった、金本氏と矢野氏とのエピソードを本音で語っているもの。

動画の冒頭、今回は晩酌スタイルという形で、本音を語ってもらう企画であることを説明された藤川氏は「酒飲まして言わせてやろうみたいな感じやろ！」とスタッフに鋭いツッコミを入れるが、その後のんびりとビールを飲みながら緩やかに企画がスタート。おつまみには、現在減量中であるという藤川氏のためにヘルシーな冷凍宅配食「nosh-ナッシュ-」が用意され、藤川氏も「今の自分には完璧！最高！」と大喜びで食べていく。グルメな藤川氏も美味しいと感心しきりだ。

そして一通りお腹が満たされたところで、阪神の金本元監督、矢野監督とのエピソードについて語るが、「金本さんと金本監督だとまた違うよね」と、当時監督でありながらかつて共にプレーした先輩でもある金本氏に対して、ベテランの藤川氏だからこそ抱いている金本氏への印象を明かし、藤川氏にとっては“アニキ”的存在である金本氏と一緒に食事をした際のエピソードや、藤川氏が高知から阪神に復帰する際に交渉の場に同席した金本氏から「球児、敗戦処理でもいけるか？」と聞かれたというのは本当か？というスタッフからの質問にも、当時の実際に藤川氏が抱いていた思いが本音で語られる。

その後は現阪神タイガース監督の矢野氏についても、長年バッテリーを組んで苦楽を共にした仲である“矢野さん”に対して思っていたこと、そして今シーズンでの退任を表明した矢野監督に対しては「辞める、よりも今年一年がんばるということだけでいいんじゃないかな。もう一年がんばりますという宣言だと思って受け止めてもらいたい」と熱いエールを送り、動画を締めくくった。