女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。第20週「1993-1994」(3月14~18日)では、幻影だったが、安子(上白石さん)の夫・稔(松村北斗さん)、ラジオ「英語会話」講師の平川唯一(さだまさしさん)ら、安子編の主要人物が続々と再登場する怒濤(どとう)の展開となった。お盆に幻影が登場しなかったことから、「安子は生きている!」と確信した視聴者も多かったようだ。そうなると、安子の晩年は誰が演じるのか? SNSでは多くの視聴者が予想して盛り上がっているが、その一部を紹介する。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
安子は1925年3月22日、日本でラジオ放送が始まった日、岡山市内の商店街にある和菓子屋で生まれた。第20週が終了した1994年時点では69歳、第21週(3月21~25日)では2001年まで描かれるため、最終回までに再登場することがあれば70代以上になりそうだ。
老けメークを施し、動きを工夫して70代まで算太を演じ切った濱田岳さんの例もあるが、現在24歳の上白石さんが70代の安子を演じるとすれば、娘のるいを演じている現在49歳の深津さんとの対比を考えても、かなり難易度が高いと思われる。
そこで、SNSで視聴者が「晩年の安子ちゃんは誰が演じるの?」と盛り上がっている。中でも一番支持が集まっている予想は、宮崎美子さんだ。顔立ちが上白石さんに似ていると評判で、「上白石萌音演じる安子の晩年役は、宮崎美子しか考えられない」「もし老年の安子が上白石さんじゃないとしたら宮崎美子さんじゃないか?」「やはり晩年の安子は宮崎美子さんにやってほしいなぁ」「宮崎美子さんだと、すごく安子につながるんだけど」といった声が上がっている。
ちなみに上白石さんと宮崎さんは、2021年1月期に放送された連続ドラマ「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」(TBS系)で、親子役で共演していた。その“既視感”からか宮崎さんを予想する声が集まっているようだ。
ほかには、西田尚美さんと鷲尾真知子さんを予想する声もある。今作では、同じ俳優が血のつながりや縁のある役柄に“転生”するケースがいくつか見られる。
例えば、安子編で赤螺(あかにし)吉兵衛を演じていた堀部圭亮さんが、大人になった息子の吉右衛門を演じ、尾上菊之助さんは、銀幕の大スター“モモケン”こと桃山剣之介と息子である桃山団五郎改め、二代目桃山剣之介の二役を演じている。
最近では、第96回(3月17日放送)で、ジャズ喫茶店「Dippermouth Blues」のマスター、柳沢定一を演じた世良公則さんが息子の健一、健一を演じていた前野朋哉さんが定一のひ孫・慎一として“転生”した。
西田さんは安子の母・小しず、鷲尾さんは祖母・ひさを演じていたため、晩年の安子に“転生”することがあっても不思議ではない。
そのほか、吉永小百合さん、大竹しのぶさん、和久井映見さん、岸本加世子さんら、根拠は定かではないがさまざまな予想が上がっている。果たして上白石さんがそのまま演じるのか、別の人が演じることになるのか、そもそも再登場するのか? 最終回まで一時も目が離せない。
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