2006年トリノ五輪輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ氏が、ウクライナ東部の親ロシア派勢力が支配する「ドネツク人民共和国」でアイスショー開催プランを表明した中、ロシア国内から賛同の声が上がった。

 ロシアメディア「スポーツ」によると、トリノ五輪スピードスケート女子500メートルの金メダリストでロシア下院のスベトラーナ・ジュロワ議員は「英雄的事業だ。リンクを設置しなけばならない問題はあるが、やはり彼は偉大な男だと思う。自分のことだけでなく、ロシアのスポーツ界全体のことを考えている」と大絶賛した。続けて「多くのスケーターが彼を応援してくれると思う。彼のチームは間違いなく彼とともにある。ある程度、費用がかかる会場面の問題があるかもしれないが、全体としては現実的だ」と語った。

 プルシェンコ氏は、メッセージアプリ「テレグラム」で「彼らが私をサポートしてくれれば、私は喜んでDPR(ドネツク人民共和国)に行く。これはかねて考えていたことだ。多くのロシアのフィギュアスケート選手が行くことを私は歓迎するし、彼らが怖がらないことを願っている」と意欲を見せていた。ただ地域情勢を踏まえると、実現に向けたハードルは決して低くはなさそうだ。