お笑い芸人のヒコロヒー(32)河邑ミク(27)岡野陽一(40)が21日、都内で、出演映画「ウェディング・ハイ」(大九明子監督)公開記念イベントに出席し、撮影の裏話を語った。

絶対に「NO」と言わないウエディングプランナーの中越(篠原涼子)が、披露宴中に起きる難題を解決するため奮闘するコメディー。脚本はバカリズム。

ヒコロヒーは本人役、岡野は結婚式場の料理人役、河邑は中村倫也演じる彰人の妹役をそれぞれ演じた。撮影で“やってしまった”エピソードを紹介するコーナーで、ヒコロヒーは撮影現場に2時間の大遅刻をした出来事を明かした。理由は寝坊だったといい「映画の現場なんて行かないから、緊張して朝の7時、8時まで眠れなかった。そこからガッと深い睡眠に入ってしまったんですね」と振り返った。共演の高橋克実を2時間待たせ「あの日の光景は一生忘れません。あの日から遅刻してません」と平謝りだった。シングルマザーを演じた河邑も、撮影中の居眠りを告白し「映っていないと思っていたら私のワンショット」と苦笑い。慌てて大九監督に謝罪すると、「育児疲れのお母さんの感じが出ていて、『めっちゃいいね!』と言われた。すごく臨機応変ですよね」と柔軟さに驚いた様子だった。

ギャンブル好きの岡野は、同じくギャンブル好きで知られる六角精児との共演に大興奮。「我々の祖先みたいな人。(ギャンブルを)卒業されたと思ったら、楽屋でボートレースをしていた」と話した。また「『岡野君、6-4だよ』と言われたけど、初対面だったので信じられなかった。でもそれが来たんですよ!」と予想に乗らなかったことを悔しがりつつ、“勝負師”としての六角について「現役バリバリでした」と笑った。

自作に多く芸人を起用する大九監督は「芸人さんが出してくれる楽しい世界観が大好き。自分の作品でも活躍してくれたら」と、リスペクトの思いを込めて起用しているという。大九監督の映画「私をくいとめて」にも出演する岡野は、大九組について「本当に全然怖くない。監督は怖いイメージがあるけれど、大九監督は自由。ミスっても、『今のミスいいね!』と自由にやらせていただける」と感謝していた。