民放ドラマにもカムカム、まっさん!? シンガー・ソングライターのさだまさし(69)が、TBS系の7月期連続ドラマで主演するとの仰天情報をキャッチした。自身にとって連ドラの主演は初。意外すぎるキャスティングに思われるが、今年はデビュー50周年&古希のメモリアルイヤーで、現在放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」には俳優としていて――。

 名曲「北の国から」などを世に送り出した大御所が、遅咲きの連ドラ主演デビューを果たすという仰天情報をキャッチした。

「さださんが、TBS系の7月期の金曜午後10時枠の連ドラで主演するとの情報が流れています。作品はリーガル(法律)ドラマになるようです」(芸能プロ関係者)

 さだはドラマ出演経験がほとんどない。連ドラ主演となれば初だ。

 意外すぎるキャスティングに思われるが、さだは今年、メモリアルイヤーの一大プロジェクトを進めている。

 1973年10月に吉田政美とのフォークデュオ「グレープ」でデビューし、今年10月でデビュー50周年。また、4月10日の誕生日で70歳になる。

「今年はデビューして半世紀と古希(70歳)が重なったメモリアルイヤーで、さださんにとって節目の年。その記念もあって、連ドラに主演すると聞きました」(前同)

〝伏線〟はあった。さだはNHK朝ドラに初出演を果たしたのだ。

 昨年11月から放送され、女優の上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインを務める「カムカムエヴリバディ」で、戦後始まったラジオ英語講座の実在した講師平川唯一役で出演中。これまでは声のみの出演だったが、今月18日放送回でついに平川唯一として画面に登場し、演技を披露した。

「『カムカム』のプロデューサーは、優しい口調の平川唯一役の印象がさださんと重なってオファー。さださんは『演技は不慣れなんだけどな~』と苦笑いしましたが、プロデューサーの熱意にほだされて引き受けました」(NHK関係者)

 さだの朝ドラ初出演が発表されたのは、ちょうど1年前の昨年3月22日。くしくも96年前の1925年3月22日は、日本で初めてラジオが放送された日だった。

「俳優のイメージが皆無のさださんの朝ドラ初出演は、驚きをもって受け止められました。『俳優もやってくれるんだ』と(苦笑)。そこにTBSが目を付けたそうです」(前出芸能プロ関係者)

 さだは、TBSが60周年特別企画として社運をかけて取り組んだ2015年の連ドラ「天皇の料理番」(佐藤健主演)に主題歌「夢見る人」を提供するなど、同局と良好な関係を築いていた。

 本業の音楽活動は絶好調だ。昨年10月の福島公演で、国内のソロコンサート回数でトップを独走する通算4500回を達成。「NHK紅白歌合戦」には20、21年の2年連続で特別枠で出演している。また、ソロコンサートが今月23日から千葉・市原市で始まる。

「今年の紅白出場も確実視されています」(前出NHK関係者)

 今年は、まっさんの年になりそうだ。