日本の映画界では現在、榊英雄氏の性行為強要疑惑を複数の女性が告発した問題が物議を醸しているが、ほかにもこんな問題があった!? オンライン動画配信サービス「Hulu」の映像クリエーターを発掘&育成を目的とするプロジェクト「Hulu U35 クリエイターズ・チャレンジ」のグランプリ授賞式が22日、都内で開催された。

 このプロジェクトの応募資格は35歳以下で、プロ、アマを問わず参加可能。応募総数849企画の中から選出されたファイナリストの5人が、短編作品を制作した。グランプリ受賞の老山綾乃さん(23=「まんたろうのラジオ体操」)には賞金100万円と、Huluオリジナル新作の監督権が贈呈された。審査員には女優・橋本愛(26)、芥川賞作家・本谷有希子氏(42)、お笑いコンビ「シソンヌ」のじろう(43)が名を連ねた。

 橋本は「監督の方は現場の先頭、真ん中に立っていなくてはいけなくて。こちらはみなさんが作ってくれたものを体現する役目。生み出すつらさは、見ていて頭の下がる思いがあります」と、女優という立場からこう話した。

 また、この場では映像クリエーターを目指す若者ファイナリストに対して、審査員から撮影現場で感じたことや驚いたことなどについて質問が飛んだ。

 これに対し作品「鶴美さんのメリバ講座」を制作した幡豆彌呂史(はず・みろし)さん(20)は「こんなに眠れないんだなぁ、と思った」と率直な感想を明かすと、じろうは「撮影って朝、すっごく早い時間に入って、遅くまでやって。データイムでいいんですよ。これからそうしましょう! 変えていきましょう」と、制作現場の“働き方改革”を訴えていた。