ブルージェイズの菊池雄星投手(30)は22日(日本時間23日)にフロリダ州ダンイーデンで行われたヤンキースとのオープン戦に先発で初登板し、2回を無安打無失点、4三振1四球だった。打者7人に35球投げた。チームは9―2で勝ち、白星が付いた。

 立ち上がりは制球に苦しむも、好守に助けられピンチをしのいだ。先頭リゾに四球を与えると、続くトーレスにはカウント3―1から二遊間へ痛烈なゴロ。これを遊撃手ビシェットがダイビングキャッチして二塁でリゾを封殺。3番インシアルテの遊ゴロでトーレスが二進した後に盗塁して二死三塁とされたが、4番アンドゥハーをカウント2―2から速球で空振り三振に仕留めた。

 2回は制球が安定して三者連続三振。先頭フロリアルを2球で追い込み、3球目の外角低めのスライダーで空振り。6番ペラザをカウント2―2から6球目の内角低めのカットボールでファールチップの三振。7番ラマーはカウント1―2から外角高めスライダーで空振り三振を奪った。

 菊池は昨オフ、選択権を行使せずにマリナーズからFAとなり、ブルージェイズと3年総額3600万ドル(約43億5600万円)で入団。先発ローテーションでは4番手か5番手とみられる。チームの公式サイトは「なかなかの第一印象だった」とオープン戦初登板に及第点を付けていた。