朝日放送ラジオ(大阪市)が23日、春の改編会見をオンラインで行った。

関西の朝を象徴するABCラジオの長寿番組「おはようパーソナリティ道上洋三です」(月~金曜、朝6時30分)を3月末で卒業する道上洋三アナウンサー(79)からパーソナリティーを受け継ぐ小縣(おがた)裕介アナ(50)と古川昌希アナ(34)が会見に出席し、抱負を語った。

「ガッチ」の愛称で親しまれ、阪神タイガースなどスポーツ実況のスペシャリストと知られる小縣アナは「道上大先輩の45年の後を継ぎということで、身が引き締まる思い。伝統を引き継ぎながら、自分の色も出していきたい」と意気込んだ。

屋号はそのままに「おはようパーソナリティ小縣裕介です」(月~木曜、同、3月28日スタート)、「おはようパーソナリティ古川昌希です」(金曜、同、4月1日スタート)となる。

今春に入社12年目となる古川アナは「おはようパーソナリティは関西の財産のような番組です。45年という歴史を引き継いでいいものか、迷いや不安は尽きないが、亡くなったおばあちゃんが(道上さんが)大好きだったので、お墓に報告してきました」と話した。

アシスタントは月~木曜が、現在アシスタントを務めるいがらしあみ、金曜日は去来川奈央(いさがわ・なお)が務める。小縣アナは「道上大先輩はあまりにも、大きな存在すぎるので、45年という看板、のれんを1人で支えるというのではなく、4人で束になってやっていきたい」と話した。