阪神OBの藤川球児氏が自身のユーチューブチャンネル「藤川球児の真向勝負」で25日の開幕・阪神―ヤクルト戦(京セラドーム大阪)について展望を語った。

 阪神の開幕投手に内定していた青柳は新型コロナウイルス陽性判定を受け無念の戦線離脱。〝代役〟として藤浪がオープニングゲームのマウンドを任されることになったが、これについて藤川氏は「阪神にとっても藤浪とっても『激痛』。(藤浪は)投げ方が良くなっただけであってピッチングがうまくなったわけではない」とした上で「(カード頭の)金曜日に(藤浪が)投げるのは激痛です。今後、大野投手(中日)や大瀬良投手(広島)らとマッチアップすることになる。そうなると苦しくなる。だから開幕投手は青柳だったんですが」と昨季セ最多勝に輝いた青柳の不在を嘆いた。

 その上で藤川氏は藤浪の〝女房役〟として、チーム正捕手の梅野ではなく坂本のスタメンマスク起用を提言。「藤浪には坂本を組ませた方がいい。インサイドワーク、両サイドの使い方は坂本の方がうまい。梅野はメッセンジャーという角度のある投手に育てられたこともあり〝縦系〟の投手をリードするのが得意。メッセンジャー、藤川、ドリス、ジョンソンと縦回転の変化球、ストレートが浮き上がる投手を受けてきた。一方、青柳、西勇、藤浪は〝横〟。今の晋太郎ならば坂本と組んだ方が彼のためになる」と説明した。