ノアのGHCヘビー級王者・藤田和之(51)が、23日後楽園で潮崎豪の挑戦表明を受諾した。

 21日福岡大会で田中将斗を下し初防衛に成功した藤田はこの日、丸藤正道、小峠篤司、覇王と組んで金剛との8人タッグ戦に出場。ノア入団を機に礼儀正しく生まれ変わった〝人間・藤田和之〟だけに、杉浦軍以外のレスラーと共闘してもなんの違和感もない。言葉遣いも丁寧だ。ショルダータックルが誤爆続きになっても仕方ない。にんげんだもの。

 最後は人間離れしたパワーから生み出されるビーストボムで仁王を沈め3カウントを奪取。チームを勝利に導くと、試合後のリング上でベルトを掲げ、四方に向かって「ありがとうございました」と深々と頭を下げた。バックステージでは「普段は組まない選手とのタッグだったが?」との問いに「アイム・ノア。アイム・ノア。アイム・チャンピオン」と聞き取りやすい英語で丁寧に答えた。

 さらに藤田はこの日のメインで中嶋勝彦に勝利した潮崎から挑戦表明を受けた。再びリングに登場すると「アイム・ノア」とマイクでアピールし、礼儀正しく受諾。4月30日両国大会でのV2戦が決定的となり「アイム・ノア。アイム・チャンピオン」と、笑顔で報道陣の質問に答えていた。