阪神・糸井嘉男外野手がプロ19年目の開幕へ向け意欲を燃やした。

 オープン戦12試合に出場し打率3割4分6厘、2本塁打の好成績を残した不惑の超人はロハス、島田、江越らとの定位置競争に打ち勝ち、左翼の守備位置で開幕スタメンの座をもぎ取ることが濃厚。春季キャンプから若手に交じりフルメニューを消化してきたベテランは「スタートから出ることを目標に自主トレもキャンプも取り組んできた。チームの力になりたい。ワクワクしています」と舌も滑らかだ。

 開幕戦(25日、京セラドーム大阪)の相手は、昨季最終盤に逆転を許しリーグチャンピオンの座を奪われたヤクルト。「(昨季は)優勝に手が届く位置にいたので本当に悔しかった。今年は最後にてっぺんにいられるように強い気持ちを持ち続けて1年間戦いたい」と背番号7は闘志をムキ出しにした。