ボートレースの第130期選手養成訓練修了記念競走が24日、福岡県柳川市のボートレーサー養成所で行われた。この日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保護者は来場せずに報道関係者のみという入場規制の中、濃霧のため1Rから発走時間が変更となった。注目の「養成所チャンプ決定戦」は1号艇の中山翔太(18=三重)が逃げて制した。

 進入は5号艇・高橋龍治(21=福岡)が前づけに動き〈125/436〉の並び。スタートは4艇がフライングとまさかの展開に…。中山は「起こしが早いと思ったのでレバーを放った」と冷静にコンマ06のスタートから先マイ。「無事故で行こうと話していたけど集団Fが出てしまった。でも、自分の中ではいいターンができたし、チャンプになれて良かった」と笑みを浮かべた。

 5月1日に開幕するボートレース津のGWシリーズでデビューする。「事故が多い期で教官には頭を抱えさせた。ここからみんなで切り替えて教官に喜んでもらえるように頑張っていきたい。そして水神祭を早くしたい。優勝させてもらえたし、いい成績を残せるように練習を積み重ねていきたい」と目を輝かせていた。