ノア・24日の後楽園大会で、無頼派集団「金剛」を率いる拳王(37)が、中嶋勝彦とともに杉浦貴と鈴木秀樹の持つGHCタッグ王座挑戦に名乗りを上げた。

 2人はセミの6人タッグ戦に征矢学を加えて出場し、杉浦、潮崎豪、清宮海斗組と対戦した。試合は一進一退の攻防となったが、徐々に拳王が杉浦に照準を合わせる。そして掌底やP.F.S(ダイビングフットスタンプ)と鋭い打撃を叩き込むと、最後は強烈な蹴りから胴締めスリーパーで捕獲してレフェリーストップ勝ちを収めた。

 試合後、マイクを持った拳王は動けない杉浦を眼下に「杉浦軍、おっさんが寄ってたかっておちゃらけてプロレスしてベルト持って何がおもしれえんだよ。プロレスリング・ノアはおっさんたちのお遊戯の場じゃねえ。娯楽の場じゃねえぞ!」と一喝。そして「俺と中嶋でこのベルトに挑戦させろ!」と堂々の挑戦を表明した。

 もちろん敗れた杉浦も断る理由はなく「負けたから何もないよ! 挑戦を受けるしかないでしょ」と受諾。両軍の戦いは、し烈を極めそうだ。