【カナダ・プリンスジョージ24日(日本時間25日)発】応援が届いた1勝だ。カーリング女子世界選手権の1次リーグが行われ、日本代表の中部電力は、ノルウェーに9―5で勝利。通算成績を6勝4敗とし、決勝トーナメント進出に望みをつないだ。

 負ければ予選敗退の可能性が高まる中、5勝4敗同士の一戦は、第2エンド(E)に3点を奪われたものの、第4、5Eに1点ずつ加え、2―4で迎えた第7Eに2点をとって追いつく。流れを引き寄せると、最終第10Eに4点を獲得。スキップの北沢育恵(25)は「昨日のゲームは私が決めれずに負けた。今の試合は昨日ダメだった分頑張ろうと思ったので、それがしっかりできた」と振り返った。

 前日のチェコ戦で敗戦後には、北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレでサードを務める吉田知那美(30)がインスタグラムを通じて中部電力へのメッセージを募集し、集まったメッセージを一挙に公開。北沢もインスタグラムで「ちなみさん、皆さんありがとうございます。あちあちの届いています」と感謝の言葉をつづっている。

 25日(日本時間26日)の1次リーグ最終日は、全勝中のスイスと平昌五輪銀メダルで〝メガネ先輩〟こと金恩貞を擁する韓国と対戦する。最後の2試合に試練が待っているが、日本からの声援を胸に最後まで戦い抜く。