お笑いコンビ、ピースの又吉直樹(41)と女優のフォンチー(31)が25日、BSよしもと開局記念ドラマ「ファーストステップ~世界をつなぐ愛のしるし」の放送を記念して東京・千代田区の外務省を表敬訪問した。

ドラマは政府開発援助(ODA)を通じて日本から世界へと広がった母子手帳をテーマとしており、吉本興業と外務省が共同制作した。

2人は吉本興業の岡本昭彦社長(55)と共に林芳正大臣(61)、鈴木貴子副大臣(36)と対談。林大臣からは「なかなか我々の広報だと硬いものですから、こうやってやって頂けると広報も進むと思います」と感謝を伝えられた。4歳と2歳の2児の母でもある鈴木副大臣からは母子手帳がオンライン化などの見直しの時期にさしかかっていることを伝えられ「こうしたエンターテインメントを通じてODAであるとか、国際協力であるとか、そして若い省員が志高く頑張っている姿というものをアピールしていただけると大変ありがたい」と言葉をかけられた。

ドラマは又吉が昨年に吉本興業と外務省のYouTubeチャンネルで公開した日本WHO協会の中村安秀氏との対談動画が、きっかけのひとつとなっている。又吉は「ピースのことも知ってくださっていて、安心して話せました。ドラマのナビゲーター役として関わることができてうれしいです」。フォンチーも「ODAについて知らない方も多いと思うので、ドラマを通じて若い方にも知っていただけたら」と語った。

ドラマは21日に開局したばかりのBSよしもとで放送し、YouTubeでも公開される予定。又吉は「コントもお芝居なので、ドラマとは共通する部分もあるかもしれません。相性はいいのかも」とアピール。フォンチーはかつて吉本新喜劇にも出演経験があるといい「今回、別の形で関わることができてうれしいです。BSよしもとにも機会があれば出演できたら」と話すと、又吉は「ぜひぜひ。みんなすごい喜ぶと思います」と前のめり気味に話した。

ドラマの制作にあたり、2人は自身の母子手帳も見返したという。又吉は「母親は僕を生んで2カ月くらいで仕事に復帰したんですけど、その割にはちゃんと書いていました。生まれる前からのことも書かれていたので、うれしかったですね」と語り、将来、子供をもうけた時のことを想像して「(自分の子どもの母子手帳を)読み返したい。良いこと書こうと思っていろいろ考えてしまいそう」と笑わせていた。