女優の鳳恵弥(41)、、お笑いコンビ「ペナルティー」のヒデ(50)らが25日、都内の築地玉寿司晴海通り店で行われた「こと~築地寿司物語~百年の絆 制作記者発表会」に出席した。

 今作は日本初の女性寿司店主・中野里ことを中心に戦中戦後を強く明るく生き抜いた人々の日本人の絆と暖かさを現代の全ての世代に贈る物語になっている。

 本来は2年前に公演する予定だったがコロナの影響で中止され、今年ようやく公演されることになった。ことを演じる主演の鳳は「(公演が)決まった時は涙が出るくらい喜びました」と感無量の様子。両親が共働きのため祖父母に育てられたという鳳は「祖母とも重なる立派な女性を誇りを持ってやらせてもらいます。また明日もがんばろうと思ってもらえる作品にしたいです」と抱負を語った。

 世代を超えた家族の物語だけに関係者からは朝ドラ化を期待する声も上がっており鳳も「なったらうれしいですね」と笑顔を見せた。一方のヒデは「その時は僕に絶対に声を掛けてくださいよ!」と猛アピールした。

 また市立船橋高校時代に全国高校サッカー選手権で準優勝経験を持つヒデは日本代表がW杯出場を決めたことにも言及。「世界との差はまだまだですけど優勝を目指さないとベスト4も8もない。選手層の厚さもわかりましたし、結構やってくれると思います」と期待を寄せた。

「サッカーと(玉寿司の)玉つながりもある。ワールドカップ期間中に白身と赤身の紅白のサポーター限定メニューができたらうれしいですね。日本代表の選手も是非来て、精をつけて戦いに行ってほしい」と提案。報道陣から「ポケットマネーで振舞う予定は」と問われると「吉本の事情知ってますよね(笑い)」と煙に巻いていた。 

 なお、公演は5月11日~15日まで築地ブディストホールで行われる。