ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念 トコタンキング決定戦」は25日、開幕した。初日のドリーム第1弾は1号艇・池田浩二(43=愛知)が逃げ切り勝ち。ただ、スタートタイミングはコンマ00の〝オンライン〟。2月の当地地区選優勝戦でフライングを切っており、スタート勝負厳禁の立場だが、今後もスタートが鍵を握るシリーズとなりそうだ。

 2日目のドリーム第2弾は瓜生正義が1号艇。機力面も中堅あり、逃げ切りが有力視されるが、ここでは初日に見せ場十分のレースを披露した磯部誠(31=愛知)に注目したい。

 初日3Rは2コースからジカまくりで快勝。初日連勝を狙った8Rは3コースからまくり差して一瞬はハンドルが入ったかに見えたが、出口で舟が浮いて大きく後退。5着に終わった。

 初日8R後は「完全に入ったと思ったけど、もったいなかったね…」と猛反省していたが、あくまで果敢に勝負した結果。まだ手にしていない地元周年に対する熱い思いを感じたレースでもあった。

 エース8号機だった地区選と違い「初日8Rはスムーズさを求めて調整したけど、全体に悪くなっていた。2日目は時間があると思うし、エンジンもやってみる。もう少し出足を求めてみる」と現状の舟足は発展途上だが、エンジンにムチを入れて、2日目こそまくり差しを届かせるつもりだ。