益若つばさ、“SNS発信”で気を付けていること

2022/03/26 07:24 Written by Narinari.com編集部

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タレントの益若つばさ(36歳)が、3月25日に行われたJ:COMのオンラインイベント「今こそ考えたい、ネットライフを充実させるためのマナー」に登壇。SNSで発信する際に気を付けていることや、SNSへの向き合い方などについて語った。

イベントでは、「子どものネット上のコミュニケーション」についてトークを展開。情報リテラシーアドバイザーの粟津千草さんは「LINEの他に、最近は“オンラインゲーム”も主流になってきています。ゲームはどんな年代の人でも楽しく遊べるため、親が知らないところで、幼い子どもや中高生がゲーム上でコミュニケーションを取っていることがあります。そして、親が知らないうちにトラブルに巻き込まれてしまうことも。お子さんはブレーキがきかず、熱中すると普段使わないような言葉を使ったりすることもある。親御さんはそれを聞くと驚いてしまいますよね」と問題点を指摘。

これについては、なすなかにし・中西も経験があるようで「僕もオンラインゲームをやったことがあるのですが、ゲーム中にすごく指示をしてくる人がいて。言うことをずっと聞いていたら『僕、明日算数の授業があるから、これで』と言われて、小学生だと気付いたんです。その子に、ゲーム中『雑魚だね』と言われたりもしましたね…」と笑いを交えながらエピソードを語った。

こうした、ネットならではのコミュニケーションの危険性について、益若は「もちろん阻止したいと思うのですが、難しいですよね。私も、中高生くらいになると、自分のことは自分で解決してきてしまいました。そういうときに“教える”のではなく、どのように“聞き出すか”が重要になってくると思います。親の目線ではなく、フランクに、ひとつの家庭の話題として持ち出すように話したら良いのかなと。探っているように思われたら、子どもも言いたくなくなってしまうので、子どもとの距離感やコミュニケーションは大事になってくると思います」と持論を展開。

これに対し粟津さんは「大人としては守りたいという意識が先行して『やってはダメ』と言ってしまいがちなのですが、益若さんが仰るように、自分が子どもだったときのことを考えると、そういう親の言動は『ウザい』ですよね」と、子どもとコミュニケーションを取る際の懸念点についても触れた。

また、SNS上での自分自身の発言について、益若は「私が気を付けたいと思うのは、単純なつぶやきが全世界へ発信されてしまうということ。自分が発信した言葉を『家の玄関に貼っても恥ずかしくないか?』と考えるようにしています。中傷は子どもだけの問題ではなく、親世代にも酷いことを発信する人はザラにいますよね。何か間違ったことをした人に対して正義を振りかざし、キツい言葉を浴びせる人は多いと感じます。それを子どもが見たら『大人がこんなことしているんだから、自分たちもしていい』と勘違いをしてしまうと思うんです。間違ったことをしたり、知らなかったことがあるからといって、傷つけるような言葉を投げかけて良いわけじゃないということを伝え、自分たちも理解していく必要があると思います」と、ネット上に蔓延る誹謗中傷について自身の経験を交えながら語った。

さらに、なすなかにし・那須の「ネットを使う側の想像力が大事になってくるんですかね」という意見に対し、粟津さんは「イメージをするのはとても大事です。保護者によくお話ししているのは、保護者が自分の家族に使っている言葉や態度を、子どもはそのまま引き継いでいくということ。それまでの親の態度やスマホの使い方、ネットとの関わり方を見て子どもはすでに学んでいるんです。我々、大人もネットとの付き合い方を見直すべきですね」と、大人が注意すべき点についても解説。

益若は「私は、子どもにSNSのデメリットをたくさん伝えるようにしています。でも、それを踏まえた上で、自分にとってメリットがあったり、楽しみたいと思えるようになったらSNSを使ってもいいと思っています。だから、本人はまだ少しSNSは怖いと思っているみたいです。正直な話、親としてはこのままSNSを使ってほしくないという思いはあるけれど、子どもにも色々な事情はあるので、そこはなるべく子どもに寄り添っていきたいと考えています。だから、デメリットをしっかり伝えた上で、止めはせず、自分で選択させるようにしています」と、子どもとSNSへの向き合い方について力強く語った。

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