益若つばさ“10代の頃の誹謗中傷”傷ついた過去語る

2022/03/26 07:13 Written by Narinari.com編集部

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タレントの益若つばさ(36歳)が、3月25日に行われたJ:COMのオンラインイベント「今こそ考えたい、ネットライフを充実させるためのマナー」に登壇。子どもの“ネットとの関わり方”について、自身の経験を交えて語った。

イベントの最初のトークテーマは「お子さまのネットライフについて」。ティーンのカリスマとして、いち早くネットを通じた発信を行ってきた益若だが、自身が10代の頃のネット事情について「当時はTwitterやInstagramではなく、ブログやプロフィールサイト、掲示板などがあり、そこで中傷された経験ももちろんあります。初めてネットを繋いだときは『お金がいくらかかるんだろう?』という不安もありました。ネットが普及して知識は増えたと思うのですが、間違った情報も多いので、それを自分で精査していくのは大変ですよね」と当時を振り返りつつ、ネットを上手に使う難しさを語る。

MCのお笑いコンビ・なすなかにしも「江戸時代に生きていた人の一生分の情報が、今は一日で手に入るらしいですよ」と、驚きの補足情報を伝えると、情報リテラシーアドバイザーの粟津千草さんは「子どもはスマホもタブレットも大人と同じ物を使っていますし、同じサイトを見ることができる。子どもたちは危険性をよく知らないのに、大人と同じような危険に曝されているというのが現状です。また、ネットには3大トラブルというのがあり、1つめが『ネットのコミュニケーション』、2つめが『お金』、3つめが『時間(使いすぎ)』です。さらに、4月1日から18歳以上が成年になり、たとえ高校生でも契約の際に保護者の同意が不要になるので、一度契約をすると後から取り消しができなくなってしまうというのが懸念されています」と、トラブルの具体例について解説。

益若も、知り合いから聞いたエピソードとして「ギガの拡張が、ボタン1つでできてしまうじゃないですか。それを分からずに、子どもがボタンを押しすぎてしまい、数十万円の請求が来てしまったという話を聞いたことがあります。でも、子どもは悪いことだと思っていないですし、親自身も仕組みを理解していないケースもありますよね」と、ネットならではの「お金」に関するトラブルについて話した。

便利でいろいろなことができる一方で、トラブルも頻発している子どものネット利用。子どもがネットと向き合う上で大事なことについて、粟津さんは「『事前に知識を得る』『調べる』『確認する』『相談する』が大事。先ほどの益若さんのお話もそうなのですが、ボタンを押す前に『これって押して良いのかな?』と立ち止まったり、『利用規約』が出てきたら親御さんに内容を確認してもらうと良いですね。一方で、中高生になると親に相談することが恥ずかしいと思うかもしれないのですが、そこは親子でコミュニケーションをとり、お子さんからもきちんと話をしてもらいたいです」とコメント。

また、益若は「10代の頃に誹謗中傷を受けて、大きなショックを受けました。今なら乗り越えられるけれど、当時は外を歩くのすら怖くなってしまい……。近しい友達ですら『私のことを嫌いなんじゃないか?』と疑心暗鬼になってしまうこともありました。ネットはあくまでもネットと割り切らないと、子どもに限らず、傷ついてしまう人は多いと思います。書き込むほうはもちろんですが、受け取り方も考えていかないといけないかもしれませんね」と傷ついた過去を打ち明けた。

J:COMは小中学生に向けた「ZAQあんしんネット教室by J:COM」の開催や、私生活におけるネットトラブルを対処するための補償がある保険「ネットあんしん保険」などの取り組みを行っているが、そうしたことについては「すごくありがたいと思います。私が10代の頃はネットの使い方について勉強する機会がなく、自分たちが親世代になったとき『こういうことが危ないんだよ』と子どもに伝えても、子どもには『自分たちのほうが知ってるよ』と思われてしまうんですよね……。だから、一緒に学べる機会があるのはとても良いですね。親だから、必ずしも教える立場になるのではなく、子どもに教えてもらっても良いと思いますし。子どもに歩み寄るのも大事だと思います」と感心した様子を見せた。

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