GLAY・HISASHI、ニュース番組のコメンテーター挑戦

2022/03/26 08:04 Written by Narinari.com編集部

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ロックバンド・GLAYのHISASHIが、3月24日に放送されたニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA)に出演。コメンテーターに挑戦した。

番組冒頭でHISASHIは、MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹とのエピソードを披露。「50歳の誕生日に、それまで面識のなかった兼近さんからコメントをいただいた。すごく嬉しかったけど、ここまで薄いコメントが世の中に存在しているとは思わなかった(笑)」と明かして笑いを誘い、兼近は「ハイパーレジェンドに失礼なことを言ってしまった…」と反省の色を見せ、スタジオを沸かせた。

番組では、ウクライナのゼレンスキー大統領が世界に向けて“反戦デモ”を行うように呼び掛けたことから、私たちにできることは何か?市民が「戦争反対」と叫ぶことにどこまで意味があるのか?について考えていくことに。

EXITのりんたろー。は「僕はアクションを起こした方が『やらないよりマシ』と思うし、アクションを起こした著名人に寄せられる批判を『ダリいな』と思っちゃうタイプ」とした上で、「反戦運動に関しては、“自分がアクションを起こすことが正しいのか?”という疑問が自分の中に生まれてしまっている。逆に戦争を長引かせたり、傷つく人を増やしたりするかもしれないと思うと、メッセージを発信することに慎重になってしまっている」と複雑な心境を吐露した。

また、議論は“音楽の力”へと移り、作家・村上春樹がラジオで「音楽に戦争をやめさせるだけの力はないと思うが、聴く人に“戦争をやめさせなきゃ”と思わせる力はあるはず」と語ったことに触れると、HISASHIは「『音楽はどれくらいの力があるんだろう?』と毎回考えるが、そこで『意味がない』と諦めてしまったら、それまでのことになってしまう。僕らにできることはGLAYが持っているピースフルな雰囲気を届けていくことだと思っている。“言霊”を最近信じるようになり、言葉を発することで伝わる力や、それが波紋のように広がっていく力の存在を感じるようになった。なので、希望を持って音楽を作り、届けていきたいと思っている」と力強く語った。

一方で、兼近は「音楽には戦争を止める力があると感じているが、お笑いは“ムズい”と思っている。笑いはつらいことから逃避する力はあると思うが、反戦運動と関連付けると笑いにくくなることもある。平和じゃないと笑いは成立しないと感じている」とお笑い芸人としての苦悩を語った。

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