工藤遥(22)が26日、東京・新宿バルト9で行われた映画「ツーアウトフルベース」(藤澤浩和監督)公開記念舞台あいさつで「今日は、きれいな服を着ていますが、撮影中は、ひどい格好をしていて…挑戦した」と撮影を振り返った。

工藤は劇中で、映画に初主演した7人組ユニット7ORDERの阿部顕嵐(24)演じるイチと、板垣瑞生(21)演じるハチの、高校時代の野球部の元マネジャー早紀を演じた。甲子園出場が決まりながら、部内の不祥事により出場が取り消されてしまい転落したイチとハチは10年後、薬物にまで手を出し、堕落した生活を送る。不良グループのリーダーから借りた高級アメ車を、ヤクザに因縁をつけられカツアゲされてしまうが、早紀はヤクザの車を盗んでいたという役どころだ。

工藤は「撮影期間含め、いろいろあって先が見えないことがあった。作品が無事に届いたことが、うれしい」と公開を喜んだ。

その上で、撮影中を振り返り「ひどい格好をしていて…。毎日、メイクして、意味がないくらい血のりを付けた。毎日、この格好かと思った。頑張ったと思うので、届くとうれしい」と笑みを浮かべた。

その言葉を聞いた阿部と板垣は「きれいな格好、初めて見た」と突っ込んだ。企画プロデュースを務め、アントニオを演じた新羅慎二(45)も「素に近い」と続いた。工藤は「やめてください! そんな目で見ないでください!!」と、必死に客席に呼びかけていた。