人気俳優で映画プロデューサーのジョージ・クルーニー(60)がイングランド・チャンピオンシップ(実質2部)に所属し、昨年10月に破産したダービーの購入を検討していると、英紙「サン」が報じている。

 クラブ経営に失敗したダービーは破産手続きをしており、チームも勝ち点を剥奪され、来季は3部に降格する。現在までクラブ再建に乗り出そうとする実業家や経営者は現れず、クラブ消滅の危機を迎えている中、同紙によると、スター俳優は「ダービーは素晴らしい歴史を持つ素晴らしいサッカークラブがあり、素晴らしい未来があると確信している」と語ったという。

 実際には、クルーニーが一人で購入するのではなく、コンソーシアムを率いる予定。2020年にはスペインのマラガ買収に動き、失敗に終わったが、かねてクラブの所有に強い意欲を示していた。クルーニーは「問題が発生していること走っているが、チームは一生懸命、うまくプレーしている」と前向きだ。

 クラブが本拠地を構えるダービーシャー州会議員のナイジェル・スミス氏は同紙に「地域経済にとって素晴らしいことであり、何百万人もの来訪者があるでしょう。彼(クルーニー)が管理者と連絡を取ることを願っている」とコメントし、買収を歓迎していた。

 ダービーは現在、元イングランド代表FWウェイン・ルーニー監督がチームを率いているが、スター俳優とともにクラブを再建できるだろうか。