中日の勝野昌慶投手(24)が投打で大暴れした。

 26日の巨人戦(東京ドーム)で先発すると、プロ4年目で初アーチを放った。1点ビハインドの5回二死一塁の打席だ。相手先発・山崎伊の真ん中高めの直球を振り抜くと、打球は左中間中段に突き支える逆転2ランとなった。

 中日投手では2017年の山井大介以来、実に5年ぶりの一発。「ストレート狙って『絶対打つぞ』という気持ちで打席に入りました。良い結果が出て良かったです」と自身もびっくりの当たりだった。

 本業でも投げては6回7安打2失点の粘投を披露。「球数が多くなってしまいましたが、攻める姿勢は出せたと思います。あとはしっかり応援したいと思います」と試合中にコメントしていた。しかし、勝ち投手の権利を持って降板したが、8回にリリーフ陣が逆転を許し、今季初白星はお預けとなってしまった。