ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念 トコタンキング決定戦」は26日、序盤の予選2日間を終了。初日は穏やかな陽気の中で行われたが、2日目は一変して本降りの雨。ホーム追い風(東風)も強く吹きつけ、調整、スタートと選手にとってはシビアなコンディションでのレースとなった。

 そんな中で光っているのが土屋智則(37=群馬)だ。ここまで1、2、1着と文句なしの航跡を描いているが、特に2日目は2走とも1周1マークは鋭くまくり差す形での好走。技ありのレースだった。

 その後押しとなっているのが相棒の34号機。「出足、伸びが明らかにいいということはないけど、レース足がいいと思う。行きたいところに行ける感じ。朝(2日目1R)も狭いところに入ってこれた」とエンジンを絶賛。2連率50%を超えながらも、当初は「回転の上がりが良くない」と手応え案外だったが、実戦に行けばしっかり賞金をくわえてこれるあたりは〝真の好エンジン〟ということなのだろう。

 3日目もレース足を要求される3枠(6R)。ここまできたら最低でも準優1枠の腹積もりか。しっかり着をまとめて、予選最終日につなげたい。