巨人のキャプテン坂本勇人内野手(33)の22年シーズンがタイムリーからスタートした。今季初打席で、いきなり左翼線へ適時二塁打を放った。

 左内腹斜筋筋損傷で開幕メンバーから外れた坂本が、27日の中日戦(東京ドーム)で復帰。「2番・遊撃」で出場した坂本は初回、吉川の三塁打により、無死三塁で打席に立った。

 背番号6は昨季、投手2冠の中日先発・柳の3球目143キロ直球を左翼線へ弾き返した。二塁へ滑り込んだ坂本は右こぶしを突き上げてガッツポーズ。自らのバットでの復帰祝いに巨人ベンチはお祭り騒ぎとなった。

 21日のオープン戦最終・楽天戦(東京ドーム)の試合前練習中に負傷。故障班に合流していたが順調に回復した。試合前の円陣で岡本和から「キャプテン帰ってきました。今日はキャプテン、打ってくれると思うので副キャプテン(=小林)も声を出して、今日も一丸となって戦っていきましょう」と、爆発を予告されていたが、さっそく応える形となった。