ボートレース三国の「ヴィーナスシリーズ第24戦 三国プリンセスカップ」は28日が予選2日目。荒天のため1日遅れで開幕した初日(27日)は、SG覇者・遠藤エミ(34=滋賀)が貫禄の2、1着発進。一方で地元の注目株・西橋奈未(25=福井)は10Rで+08の非常識なフライングを犯し、即日帰郷となった。

 そんな波乱含みの幕開けとなったシリーズで注目したいのが、127期の養成所チャンプにして在校成績トップの清水愛海(22=山口)だ。満を持して「今節から枠なりに入ります」と宣言。4、2枠に組まれた初日は前半2Rこそスタート遅れて5着だったが、後半6Rは2コースまくり快勝と非凡なところを披露した。このレースにはA1の松本晶恵(34=群馬)、A2の清埜翔子(30=埼玉)、足色が評判の五反田忍(48=大阪)がいたのだから値打ちがある。

「(1着は)展開が良かっただけなので、足は正直よく分かりません。後半はボートが替わって乗りやすくなっていたのかな? ペラは自分が乗れるように叩いています。差しは下手なので、握るほうが好きですね」

 枠なりに入ると進入にスタートに、気を遣うことが多く、まだ機力評価はできないというが、ダッシュ枠から着を取れるようになったが故の枠なり宣言だけに、期待は高い。今節あたり、初の予選突破があるかも!?