フリーアナウンサーの古舘伊知郎が27日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」に出演。新型コロナワクチンの4回目の接種について持論を述べた。

 厚労省の専門部会は今月、コロナワクチンの4回目の接種に向けて、自治体などで準備を始めることを決定。こうした方針について、同省はきのう、全国の自治体に対し、5月下旬をメドに接種券の発送準備などを進めるよう周知した。

 古舘はこうした動きについて「4回目って言うんだけども、フェイズが4回目と3回目で違うと思う。3回目までだったら、重症化に対してはすごくいいんだから、感染予防効果もオミクロンで変わったといっても価値がある」と指摘。続けて「しかし、大体、4回目接種しても11~30%の予防効果率だというデータも出てますし、野生株って一番初めにあったときからのCOVID―19からの流れで言うと、10分の1の中和抗体の量だっていうデータもあるんですよ。だから4回目はちょっと慎重になるべきだと思った」と私見を述べた。

 さらに「4回目、(株の)変化の推移を考えたときに、果たしてこの旧型ワクチン、ファイザー、モデルナで通用するか?っていう問題もある」と加え、疑念を抱いている様子だった。