〝平仮名じゅりあ〟が大抜てきだ。東京女子プロレスは28日、4月9日東京・後楽園ホール大会の全カードを発表し、アクション女優の長野じゅりあ(26)はデビュー2戦目で前プリンセス・オブ・プリンセス王者、山下実優(27)との一騎打ちが決まった。

 じゅりあは19日の両国国技館大会でプロレスデビューし、空手仕込みの鮮やかな打撃技で観衆を魅了。だが、試合に敗れたことで「強くなりたいと思いました。負けたままで終わりたくない」と継続参戦を直訴していた。

 一方の山下は同大会のメインで中島翔子に敗れ、王座から陥落したばかり。それでも同じ空手出身で、団体をけん引してきたエースとのシングルは注目を集めそうだ。

 東京女子の甲田哲也代表は「じゅりあ選手のデビュー戦を見て、ここはあえて試練を与える意味でも山下選手とのシングルを組みました。山下選手もベルトを失ってタイトル戦線から離れる中で、期待のルーキーとの試合で何を見せるかですね」と期待をかけた。

 この他、4月9日後楽園大会では王者・中島 vs 愛野ユキのプリンセス王座戦や、坂崎ユカ&瑞希の王者組 vs 鈴芽&遠藤有栖のプリセスタッグ王座戦が行われる。