ボートレースとこなめのGⅠ「開設68周年記念 トコタンキング決定戦」は28日、4日間の予選を終了。5日目の29日は10~12Rで準優3番勝負を行う。準優1号艇は10R・田中和也、11R・茅原悠紀、12R・土屋智則。
 
 この準優3番のうち、最も激戦区といえるのが11Rだ。6号艇に赤岩善生が乗ってきたことで、内水域の駆け引きは相当激しくなりそう。それだけにむしろ面白い存在といえるのが、F2ハンデを乗り越えて予選突破を果たした〝東都のエース〟浜野谷憲吾(48=東京)だ。

 仕上がり面は「ペラをちょっとやった程度だけど、やっぱりボートがいい。前操者の福島(勇樹)が癖のないペラにしてくれていたのも良かった」とエースボートと支部後輩の〝貢献〟を強調。さらに「いつもは回転を止めて伸びるように調整するけど、今節は道中で勝負できるように回転を上げ気味にしている。それで中間着が取れている」とベテランらしい対応力で味付け。接戦をことごとくモノにして勝ち上がってきた原動力となっている。

 無理は厳禁のスタートも出足重視の調整が功を奏して、6走して立ち遅れたの1回のみ。あとはコンマ20より少し早いタイミングとまとめている。1周1マークは必ず展開のもつれがあるはず。無欲の優出の可能性も十分だ。