ソフトバンク・藤本博史監督が29日、ロマン砲・リチャードの降格理由について説明した。

 藤本監督にとっては三軍監督時代からの教え子。覚醒に大きな期待をかけてきた。開幕カードの3連戦では代打による1打席のみの出場で結果は四球だった。

「オープン戦で(現在1番で起用している)三森とともに一番打席数を与えて、結果を出してもらいたかったんだけど。キャンプから言っているように、三塁のポジションを空けているわけではない。そこで勝ち取れなかったということが今の現状です。代打で行くタイプではない。上にいても打席数が少ないなら、二軍でたくさん打席に立たせて状態を上げてもらって、調子良い時にすぐ使おうということです」。

 リチャードには「お前には期待している。会社(球団フロント)も期待しているし、ファンのみんなも期待している」とも声をかけたという。

「2、3年前から付き合っているけど、メンタルもだいぶ強くなってきている。試合後もすっと帰るのではなく、しっかり反省してスイングするとか、良かったら良かったでスイングするとか習慣になってきている。あとはしっかり経験積んで自信を持って、こっち(一軍)に来るということが大事じゃないか」と逆襲に期待を込めた。