米女優ジェイダ・ピンケット・スミス(50)が29日、現地時間27日に米ロサンゼルスで開催されたアカデミー賞授賞式で夫で俳優のウィル・スミス(53)がプレゼンテーターを務めたコメディアンのクリス・ロックを平手打ちした事件以降初となるコメントをインスタグラムに投稿し、沈黙を破った。

自身のスキンヘッドに関するロックのジョークが原因で夫が暴力を振るったことに関して多くは語らず、「今は癒しの季節です。そして、私はそのためにここにいます」と短い文章で今の気持ちを表現した。

当事者である夫のスミスは前日に自身のインスタグラムで、「全ての暴力は破壊的。昨晩の私のふるまいは許しがたいもの」などとつづり、ロックに平手打ちを食らわせたことは間違いだったと謝罪していた。

脱毛症に苦しむ妻に関するジョークに激怒したスミスが、ロックに平手打ちした事件はハリウッドのみならず世界中に大きな衝撃を与え、業界内からも暴力に訴えたスミスを非難する声が高まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)