モヤモヤさまぁ~ず2:スピンオフの魅力は田中瞳アナの思いっきりの良さと冨田有紀アナの不思議っぷり

「モヤモヤさまぁ~ず2」のスピンオフ「モヤモヤひとみん3」のビジュアル(C)テレビ東京
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「モヤモヤさまぁ~ず2」のスピンオフ「モヤモヤひとみん3」のビジュアル(C)テレビ東京

 話題のバラエティー番組のスピンオフ作品が動画配信サービスのParaviで独占配信中。今回は、「モヤモヤさまぁ~ず2」を手がけているテレビ東京の株木亘プロデューサーに、本編やスピンオフの魅力などを語ってもらいました。

ウナギノボリ

 --人気を博している本編ですが、番組の見どころ、特徴をご説明ください。

 今年の4月で番組開始から丸15年がたちましたが番組内容は驚くほど変わっていません。街に眠るモヤモヤを探してさまぁ~ずがただブラブラするだけです。

 しかし、思い切ってモヤモヤスポットに飛び込んでみるとビックリするほど面白いモノや事実、そして面白い人が眠っています。普段は見逃しがちな街の意外性を感じていただければと思います。

 --本編を作る上で気をつけている、心がけていることや、苦労していることをお教えください。

 ゆっくり歩く事を心がけています。イジりがいのあるモノは、いそいそと歩いていると見逃しがちなので。「クモの巣の中で葉っぱがクルクル回ってる!」とか「カーブミラーが異常にキレイ!」などゆっくり歩かないと絶対に発見できません。なので、雨が降ったりする悪天候のロケ日は視野が狭くなるので、番組最大の敵です。

 --本編がここまで愛されている理由についてご自身の考えをお聞かせください。

 さまぁ~ずの2人と歴代4人のアシスタント全員がロケを心の底から楽しんでいるからではないでしょうか。テレビを撮影しているという事実を利用して、普段は入れないお店に入ったり、お話しする機会のない街の人と触れ合ったり。基本、やりたい事をやります。時々、ロケを見ていて3人は仕事ということを完全に忘れているなと思います(笑い)。

 そんなロケを制作陣も楽しんでいるので、番組全体から「みんな楽しそう」感がにじみ出ているのが長く愛していただいている理由だと思っています。

 --今回のスピンオフの内容をお教えください。

 「モヤモヤひとみん3」という企画で昨年の夏に続く第2弾です。アシスタントの田中瞳アナウンサーがモヤさまのロケでふがいない結果に終わったスポットを再訪してリベンジに挑みます! 一緒に後輩の冨田有紀アナウンサーと番組の放送作家・みゃーながの3人でロケを巡るのですが、番組は思わぬドイヒーな方向に流れていきます。今回の第2弾から、さまぁ~ずのお二人がモニタリングをしてロケVTRに的確なツッコミを入れてくれているので、分かりやすく笑いの量が増大しています!

 --今回スピンオフが決まってやりたかったこと、スピンオフだからあえてやったことはありましたか? もしあれば具体的にお教えください。

 やりたい第2弾企画が2本あって、1本は「モヤモヤひとみん3」。そしてもう1本は4年前のソチオリンピックの頃に制作した「ムチムチVSシコシコ 炎の軍団対抗戦」というドイヒー運動会企画でした。4年に1度、冬季オリンピックの際に開催する幻のレア企画というブランディングをもくろんでいたのですが企画書段階でハネられました。

 ですが、その思いを捨てきれなかったので、ドイヒー運動会企画の出演者で立役者の放送作家・みゃーながにロケに参加してもらいました。

 --スピンオフならではのメリット、逆に苦労があればお教えください。

 普段、制作陣とさまぁ~ずは一緒に街をロケして笑いを作り上げる「共同制作者」ですが、スピンオフ企画では制作陣が作ったVTRを審査してもらう「敵」の立場。見せるからには絶対に笑わせたいし面白いと言われたいので、いつものロケ以上に気合が入りまくります。

 普段のロケはユルユル~っとやる事が多いので(笑い)、スピンオフ企画は気分が引き締まります。基本的にはさまぁ~ずが面白いと思ったものは視聴者の皆さんも面白いと評価してくれると思っています。

 --視聴者に向けて見どころやメッセージをお願いします。

 田中アナウンサーの思いっきりの良さと冨田アナウンサーの不思議っぷりが爆発しています! 特に冨田アナウンサーのロケ現場を凍らせる言動「トミタイム」は不思議とクセになると思います。大竹さんも三村さんもシュールすぎてとりこになっていました(笑い)。

 テレビ東京 株木亘

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