元サッカー日本代表の中田英寿(45)が、フジ系土曜朝の情報番組「土曜はナニする!?」(土曜午前8時30分)で、番組企画を初プロデュースする。番組を制作するカンテレ(大阪市)が30日、発表した。

4月2日放送分からの新企画「にほんもの学校」をプロデュースし、中田本人がナビゲーターとして出演する。

引退後、日本各地を訪れ、「日本のすばらしさ」を伝えている中田だが、今企画でも本領を発揮。日本が誇る「うまいもの」「美しい場所」「職人の手仕事」など、“にほん”の“ほんもの”を紹介する。中田の旅に番組が同行する形で今企画が実現したという。

南海キャンディーズ山里亮太、宇賀なつみが進行する同番組では、デヴィ夫人が“初めて”に挑戦する「デビュー夫人」や、クイズ王の伊沢拓司が難問に挑む「ひらめきクエスト」など、人気コーナーがそろっているが、そこへ中田も参戦する。

中田にとって、初の番組企画プロデュースで、コーナータイトルも自ら考案した。中田は同局を通じ、タイトルに込めた思いを説明。「12~13年間、日本全国をまわって、各生産者、陶芸や農業を営む方たちを訪れています。その中から、日本の『本当に良いもの』や、日本の『良い人』をつなげるという意味で『にほんもの』と名付けました」とした。

中田はロケの冒頭で「自分でずっとやってきたんですけど、ぜひともより多くの人に知ってもらいたいなということで、今回みなさんのお力を借りて進めていきたいなと思います」と話している。

2日の初回放送の舞台は新潟県。「1000年の歴史を誇る伝統の塩引き鮭」や「一生ものの一点もの! 100年使える!? 調理器具」など、中田が新潟で出合いたかったものを訪ねる。

初回の撮影を終え、中田は「10年以上日本各地をまわりましたが、まだまだ知らない、日本の良い文化がたくさんあるな、と改めて感じています。このような文化を、できる限り多くの人に伝えていければと思います」と語る。

今企画を通して「日本の素晴らしい文化がどれだけあるのかを、もう一度再認識してもらいたいです。普段、商品やものから見えない背景を知ることが、その魅力を変えるほど重要であることを、ぜひ皆さんにもお伝えできればと思います」と、コメントした。