ボートレース三国の「ヴィーナスシリーズ第24戦 三国プリンセスカップ」最終日の4月1日、12Rで優勝戦が行われる。予選1、2位通過の五反田忍(48=大阪)と鎌倉涼(32=大阪)の師弟コンビは31日の準優も揃って1着ゴール。優勝戦では1、2コースからワンツーフィニッシュを目指す。

 そして、大阪師弟コンビの一角崩し、あわよくば優勝を狙って爪を研ぐのが3号艇の清埜翔子(30=埼玉)だ。

 清埜の準優10Rは5号艇。チャンスは薄い枠番を幸運の枠番に変えた。チルト3度の〝超伸び型〟にした4号艇・土屋南(25=岡山)が案の定、ピット離れで遅れたのだが、4コースを奪うどころか土屋を入れてのマーク策に出た。

「伸びる土屋さんマークは決めていました。その方が展開があると思って…」と言う通り、土屋のカドまくりに乗ってバック2番手で出てくると、先頭を走る土屋にFコールが響き、繰り上がりの1着ゴールだ。

「ラッキーでした。足も全体に良くなっていました。直線は最初から悪くなかったけど、乗れるようになった。スタートは難しいけど準優は初めて全速で行けたので、優勝戦も全速で行ければ…。足的には(優勝を)狙えると思います」

 準優同様、冷静な読みとハンドルでツケマイかまくり差し。切れ味鋭いターンでデビュー初優勝に挑む。