４８グループ逆襲のきっかけとなるか。アイドルグループ「ＳＫＥ４８」のチームＳが５月２８日からスタートする「愛を君に、愛を僕に公演」に注目と期待が集まっている。

　新公演は全１６曲全て新曲のオリジナル公演で音楽プロデューサーの小室哲哉氏（６３）がプロデュース。４８グループのオリジナル公演を総合プロデューサーの秋元康氏（６３）以外が手掛けるのは初めてということもあって「ＳＫＥの新公演についてはＡＫＢや他の姉妹グループも注目してます」（芸能プロ関係者）という。

　ＳＫＥでのオリジナル新公演は約１１年ぶりで、４８グループ全体でもＡＫＢ４８チームＡの「ＭＴに捧ぐ公演」以来約６年ぶり。まだ１度もオリジナル公演を行ったことのないグループもある。全曲オリジナルの新公演を作るためには楽曲や衣装、振り付けなど数千万円もの制作費用がかかると言われているだけに簡単にはいかないのが現状だ。

　それだけに久しぶりとなるＳＫＥの新公演が成功を収めるかどうかは４８グループ内でも大きな関心を集めている。「新公演を発表したところＳＮＳ上などで予想を上回る反響をいただいています」（ＳＫＥ関係者）というＳＫＥでは新公演プロジェクトの第２弾、第３弾についても現在、調整中。６月８日に発売される新公演の楽曲が収録されたアルバムの販売数や新公演の配信契約数が好調な数字を記録すればチームＳに続いてチームＫⅡとチームＥの新公演スタートにも弾みがつく。またＳＫＥが成功すれば刺激を受けた他のグループにも新公演導入の動きが広がる可能性も出てくる。

「私たちがうまくいかないと他のチームにもつなげていけないのでスタートから飛ばしていきたい」（野村実代）「みんな熱い気持ちで燃えています」（青海ひな乃）とチームＳメンバーの士気も高まっている。４８グループ最大の特徴はほぼ毎日、専用劇場で公演を行っていることだけに、ＳＫＥの新公演が４８グループ全体に新たな流れを生み出すことにつながるか注目だ。