人気アイドルグループ「日向坂46」が31日、初の東京ドーム公演を開催。2日間にわたるドーム公演は前日30日と合わせ、計10万人を動員。結成から約6年で、目標に掲げていた夢の舞台に辿り着いた。

 同公演では、デビューシングル「キュン」から4作連続でセンターを務めてきたエース・小坂菜緒(19)がステージ復帰。小坂は昨年6月下旬から体調不良のため活動を休止していたが、今月4日に活動再開を発表。完全復帰とはいえないものの、「キュン」「ドレミソラシド」などでセンターとしてパフォーマンスした。

 終盤では、サプライズで、5月11日発売の7thシングル「僕なんか」を初解禁&初披露され、小坂が3作ぶりにセンターを務めた。

 同グループは2015年11月に「けやき坂46」として結成され、19年2月に「日向坂46」に改名。けやき坂時代は、欅坂46(現・櫻坂46)の〝二軍扱い〟で目立った活動をしない時期も経験した。
 
 アンコールで、ファンで埋め尽くされた会場を見ながら、キャプテンの佐々木久美(26)は「最初のころはネガティブな人間しかいなくて『私なんか…』と言って活動していた。そのころの自分たちに言ってあげたい。(ファンを)信じて進んできてよかったです。本当にありがとうございます」と感謝。「ここがまた新たな出発の場所になりました。またここから新しい場所を目指して、夢を叶えていきたい。これからも最高の景色を見ていきたいと思います!」と誓った。