演歌歌手・多岐川舞子(52)が自身の出身地である京都府南丹市の文化観光大使に就任することが決定し、南丹市役所秘書広報課より1日に正式発表された。

 南丹市文化観光大使は、南丹市の歴史や文化・観光をはじめ、多面的な魅力を国内外に発信し、認知度の向上、引いては交流人口拡大・定住促進・産業振興など南丹市の発展につながる取組を推進するためのもので、今年の4月1日に新設された。

 高校を卒業するまで南丹市で育った多岐川は、作曲家の市川昭介氏に師事。京都と東京を往復しながらレッスンに励み、1989年にシングル「男灘」で歌手デビューを果たす。多岐川への就任オファー理由として同市は「南丹市出身であり、長年演歌歌手として活躍され、幅広い人脈をお持ちであることや、本市に貢献し、まちをPRしたいという熱い思いも持っておられるということをお聞きし、多数の方のお名前が挙がりましたが、第1次として任命をさせていただくこととなりました」としている。

 自身にとっても初めての観光大使への就任となった多岐川は「この度、私、多岐川舞子は我が故郷・京都府南丹市文化観光大使をつとめさせて頂く事となりました。緑豊かで清らかな空気と景色に恵まれた南丹市。心癒される美しい環境で伸び伸びと育ち、私の心や歌声に沢山の影響を頂いたと思っています。こんな時代だからこそホッと帰れる故郷が有難いです。誇れる美味しいものもたくさんあります! 南丹市の素晴らしい魅力を故郷へ恩返しするような気持ちで微力ながら精一杯全国の皆さんにアピールして参ります! 『いつでもあなたを待っています!』。どうぞ宜しくお願い申し上げます」とコメントしている。

 5月18日には新曲「挽夏の岬」を発売予定しており、全国キャンペーンを通して歌と故郷のアピールに気合充分だ。