昨年6月に公開した明石家さんま(66)プロデュースのアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)が米国と台湾で上映されることが決定した。公式サイトで発表された。

米国では「漁港の肉子ちゃん(FORTUNE FAVORS LADY NIKUKO)」として6月2日に全米約600館規模で特別上映会を行い、同3日から主要都市で上映。台湾では「漁港の肉子ちゃん(漁港的肉子)」として5月13日から公開する。

「漁港の肉子ちゃん」は原作者の直木賞作家、西加奈子氏が石巻市を訪れたことをきっかけに生まれた、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコが紡ぐ感動のハートフルコメディー。これまでもタイで劇場公開されており、今後はオーストラリア、イタリア、フランスでも公開予定。第49回アニー賞の長編インディペンデント作品賞ノミネート、第25回ファンタジア国際映画祭AXIS部門今敏アワードの審査員特別賞受賞、第45回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞など、国内外の映画祭で高く評価されている。

4月15~21日には東京、大阪でのアンコール上映も決定しており、東京はTOHOシネマズ日比谷、大阪はTOHOシネマズなんばで上映する(1日1回上映)。さらに4月16日には物語が生まれるきっかけとなった場所である宮城県石巻市で上映会も実施。当日はさんまと渡辺監督が現地を訪れてトークイベントも開催予定となっている。