フリーアナウンサーの高橋真麻が１日、この日で最終回を迎えたフジテレビ系「バイキングＭＯＲＥ」に出演。かつてＭＣを務める俳優・坂上忍から番組内で叱られた際に、お詫びとして父で俳優の高橋英樹に菓子折を持っていってもらったことを明かした。

　番組の最後にＶＴＲ企画で坂上の「引退ぶっちゃけ会見」を開催。これまで番組に出演した識者からの質問に、２時間にわたって坂上が答えた。周囲に対する態度は厳しいか、と問われた坂上が「今だから言えることですけど」とおもむろに切り出すと、「感謝をしているというか、犠牲者というか、それは真麻ちゃんなんですね」と話した。

　かつて番組内で「それ以上の情報が何一つ出てきていないので特に言うことないのが本音です」と話した真麻に対して、坂上が「ぶっちゃけ言うけど、真麻ちゃんにイラッときている。番組中に言う？」と声を荒らげた“事件”を持ち出した。

　「真麻ちゃんが『このニュースを取り上げることがどうなんだろう』っていう言い方をして。単純に番組批判だし、それを言っちゃおしまいだろうっていう。何か言葉をしぼり出して埋めるのが俺らの仕事だろうというニュアンスでぶつけたんですよね」と、番組を引き締めるためにあえて、真麻を叱ったと振り返った。

　その“事件”の翌日、湾岸スタジオで収録中の坂上を意外な人物が訪ねてきたという。「もうパパ（高橋英樹）が菓子折持ってきて。パパがわざわざ僕の楽屋に来ちゃって。何にも言わないの。そのことに触れないの。ひと言、『いつも真麻がお世話になってます』。俺、半分脅されてんのかなって思った」と明かして、笑わせていた。

　突然の告白に真麻は驚いたような表情を見せながら、「何にも進捗（しんちょく）ない中、毎日坂上さんはやってらっしゃるのに、私は週１回だけ来て『コメントすることはない』って言ってしまったのはコメンテーターという立場では良くなかったな」と反省した上で、お詫びを込めて、「英樹に菓子折を託しました」と、父を派遣したことを明かしていた。