早大大学院のスポーツ科学研究科に入学したお笑いコンビ、ホンジャマカの恵俊彰(57)が1日、都内の同大大隈記念講堂で行われた入学式に出席した。

同級生とおそろいの「早稲田マスク」「早稲田ネクタイ」を着用して、式に臨んだ恵は、式後に取材に応じ、「一年生ということで、今日から始まるんだなと、緊張と不安と、ほとんど楽しみと。横にいる皆さんと楽しく過ごせそうだなと、うれしい気持ちでいっぱいでした」と“初々しく”振り返った。

続けて「すごく緊張しました。仕事じゃないじゃないですか。自分が一年間どんなことやれるんだろうってそういう意味では不安な方がいっぱいで、通うことも含めて。気合が入るというかね」と引き締まった様子だった。

式で印象に残ったことを問われると、「先生方がおっしゃっていたのですが、高校まで知識にみなさんに疑問を持たない。大学に入ると、その知識は、その時が正しくてもまた変わってくるっていうことを学ぶ。大学院はそれよりさらに深く学んでいく。(自身は)高校しか出ていなかったもんですから、大学って、そういうところなんだな。大学院で学んでいくって、答えを見つけていくんだなと。そういうことを、前振りというか前置きといいますか、感じてとても新鮮でしたね」と話した。

入学のきっかけは自身がMCを務めるTBS系「ひるおび!」(月~金曜午前10時25分)に出演し、同科の修了生である青学大駅伝部の原晋監督の紹介だった。「コロナの2年間、何となくかつての日常が無くなって、見つめ直すいい機会になった。今年で58(歳)。自分で本当にやりたいことって何だろうって。高校時代の落とし物といいますか、忘れ物といいますか」。

相方の石塚英彦(60)には報告していないという。「知ってんのかもわからない。今のところまだ何の音沙汰もない」と笑わせつつ家族からは「やってみたいこともあるなら挑戦してみたら」と背中を押されたことを明かした。