古屋兎丸氏の同名漫画を田中圭(37)主演で実写映画化した「女子高生に殺されたい」(城定秀夫監督)の公開記念舞台あいさつが2日、都内で行われた。

女子高生に殺されたいがために高校教師になった田中演じる主人公が、理想的に殺されるために9年にわたって完全犯罪を計画するサスペンス。

田中は「友人と見にいったのですが、めちゃくちゃ評判いいです。映像がかっこいいとか、芝居がいいとか、僕以外を褒めてくれたのがうれしい」。さらに「僕の役柄はいわゆる、まあ、変態なのですが、それを応援したくなると言われたのがうれしい。自信作ですし、おもしろいと感じなくても、他人にこの作品を薦めると、センスがいいと思われます」と語った。

田中について、生徒役を演じた南沙良(19)は「芝居とのギャップがすごい。狂気性や変態性が想像できない。あとは、朝が弱いと聞いていたのですが、髪の毛の寝グセがすごかった」。河合優実(21)も「ご本人は、下の年代のキャストにキラキラし過ぎて圧倒されて罪悪感を感じる、と言われていたのですが、現場では、そんな思いは感じさせず、空気をいつもなごませてくれました」などと評した。

作品のテーマである予測不能にちなみ、他人から理解されないことを質問された。細田佳央太(20)は「食べ終わったハンバーガーの包み紙を畳むこと」、茅島みずき(17)は「おすし屋さんではいかだけ、焼き肉屋さんでは、タンしか食べません」、莉子(19)は「休みがいりません。毎日、仕事の方が充実しています」などと吐露。田中は「サンダルで家を出て、車から降りて現場に行くときは、別のサンダルに履き替えます」。

最後に田中は「監督、スタッフ、キャストが1つになって、おもしろい、かっこいい作品になっています」と宣伝した。