野球評論家の落合博満氏(68)と中畑清氏(68)が3日、タレントの関口宏(78)が司会を務めるTBS系「サンデーモーニング」に出演。日本ハムの新庄剛志BIGBOSSの采配に疑問を投げかけた。

 開幕から1週間が経ち、BIGBOSS率いる日本ハムは1勝7敗でパ・リーグ最下位となっている。

 落合氏はパ・リーグの状況を「順調に来てるんじゃないですか。ソフトバンク7連勝は、あってもおかしくない」とした上で、「日本ハムの野球分からないんだ。(監督が)何を考えているのか…皆目見当がつかない」と絶句した。

 中畑氏も「言ってる内容も監督として発言していい内容かなという感じはする。楽しめばいいじゃなくて、勝たなきゃいけないということをもうちょっと強調しないと。選手、球団、ファンも含めて『それでいいの?』というような空気をつくっちゃうとまずいな。開幕戦の選手起用も気になった。選手も戸惑うと思う」と疑問を呈した。

 開幕ローテーションが予想されていた加藤、根本、伊藤の先発陣3人を中継ぎとして惜しみなく投入したことについては、落合氏も「先発ピッチャーって大体、自分で何試合目に投げるって予測を立てて開幕に臨む。俺らはいつ投げればいいんだという感じになる」と解説。

 関口が「新監督は意表をついてるわけだけど、選手は困ってると?」と問いかけると、落合氏は「それがちゃんとコミュニケーションができてるかどうか。打順の組み方でも、選手を見ながら状態がいいものを使うというけれど、ある程度固定しないと、打線というのは線だから。線にならなくなっちゃう」と語った。