【テキサス州ダラス2日(日本時間3日)発】〝EST(最上級)〟の異名を取るビアンカ・ブレア(32)が2大ブランドの女子王座を獲得した。

 WWEのプロレスの祭典「レッスルマニア38(WM)」(AT&Tスタジアム)初日にロウ女子王者ベッキー・リンチ(35)に挑戦。序盤に必殺のKOD(変型顔面砕き)をかわされ、挑戦者のマンハンドルスラム(変型裏投げ)の餌食となる苦しいスタートになった。さらに三角絞めで捕獲されたが、これを強引に持ち上げて反撃。場外でのスープレックス、450°スプラッシュで応戦した。

 終盤には鉄製ステップ上に再びマンハンドルスラムを決められる場面もあったが、意地でリングに戻ったビアンカがKODを成功させて3カウントを奪取。昨年8月にスマックダウン(SD)女子王座を奪われた因縁の相手にリベンジを果たし、ロウ女子王座を初戴冠した。

 昨年は2月の女子ロイヤルランブル戦を初制覇し、SD女子王座を初戴冠したのがWMの舞台だった。あれから1年。今度はロウ女子王座に輝いたESTが、WWE女子をけん引する。