巨人が3日の阪神戦(東京ドーム)に9―5で快勝。6連勝で首位をガッチリ固めた原辰徳監督(63)は、意外な名前を〝ヒーロー〟として挙げた。

 3点差に迫られた7回、二死満塁で代打ウィーラーの内野安打で1点を加点。次の吉川が走者一掃の3点適時打と、一挙4得点につながった。

 原監督がほめたのはウィーラーの打席での一走・小林だった。「よくつないだ状態でウィーラーの打球に対してファーストランナーがリードオフからのスタートというね。(小林)誠司がセーフになったわけだから、セカンドでね。相当いい走塁を、スタートをしたというところですね」と、〝陰のMVP〟とした。

 小林は守ってはドラ3右腕・赤星を7回2失点の好リード。指揮官は「小林はうちでも非常に守るという部分においては1番ですから。大城はずっと使っているとスタミナがないもんだから、ちょうどいいところでね。2人合わせると3人分くらいになる」と、笑顔を見せた。