【テキサス州ダラス3日(日本時間4日)発】WWEのプロレスの祭典「レッスルマニア38(WM)」2日目、現役引退を表明した〝ザ・ゲーム〟トリプルH(52)が、WWEマットに別れを告げた。

 WMのオープニングに登場したトリプルHは、現役時代と同様の入場パフォーマンスを披露。リングに入る際にはエプロンで豪快に水を吹き出して大歓声を浴びた。

 先月25日(同26日)に米スポーツ専門局「ESPN」の番組に出演し、心臓手術の影響で「もう戦うことはない」と引退を表明。伝説の人気ユニット「DX」や計算尽くしのファイトでファンを熱狂させてきたレジェンドの引退は世界的なニュースになり、多くのファンから惜別の声が届いていた。

 リング上でマイクを握った〝知的な暗殺者〟は「みんなにありがとうと伝えたい。オレからの愛を最もいい方法で示したかった。レッスルマニアにようこそ!」と絶叫。さらにリングシューズとマイクをマットの中央に置いて、静かにリングを下りた。

 WWEマットを支配してきたトリプルHが、リングに別れを告げるパフォーマンス。今後は団体幹部として、妻のステファニー・マクマホンとともに裏側からWWEを支えていくとみられる。