世界最大のプロレス団体WWEの女子選手にスポットライトを当てる。現在のトップから未来のスターまで、個性あふれる選手を写真とともに紹介します。

【ティファニー・ストラットン(NXT)】

 日本が誇る“太陽の戦士”ことサレイとの抗争で一気に存在がクローズアップされたのが新鋭ティファニーだ。ミネソタ州出身の23歳で、高校時代は体操で活躍。卒業後はボディービルで体を鍛えながらプロレスラーを目指し、各州の大会で活躍した。昨年末にWWEと契約し、12月28日にNXTでデビュー。

「パパの大事なお姫様」というニックネームはお好きに解釈していただきたい。体格は170センチ、65キロと大型。キャリアわずか3か月でサレイのライバルとなったことでも、実力はもちろん、WWEの期待がうかがえる。デビューわずか1か月後の1月27日には何と紫雷イオにケンカを売りつける度胸も見せたが、月面水爆で撃退された。

 3月に入るとサレイの「守護神」である太陽のネックレスをバカにして遺恨が勃発。その後はネックレスを強奪する暴挙に出て、得意技のスピニングスプラッシュでフォールも奪った。今後はサレイとの抗争を機に、お互いが競い合いながらトップの座を目指すことになりそうだ。現在は悪役(ヒール)だが、将来的にはスーパースターの座も夢ではない大器だ。