猫付きシェアハウスを舞台にした連続ドラマ「ねこ物件」(テレビ神奈川ほか全国13局で放送)の制作発表が5日、都内のホールで行われ、主演の古川雄輝(34)細田佳央太(20)らが出席した。古川演じる猫とともに一軒家で暮らす主人公と、夢を追う同居人らの人生模様や、猫を通じての人とのつながりを描く作品。

古川はデビュー当時から猫好きを公言してきただけに「とにかくうれしい。しかも主役で。ただ、猫は好きなんですが、自由気ままなので言うことを聞いてくれない。撮影は猫が優先で、大変だけど、そこがまたかわいい」。猫好きは知られていたが、猫を飼っていることは公にはしてこなかったという。「猫の作品が決まったら言おうと思っていて。これまでも、インタビューでは、猫カフェで楽しんでいると話していました。今回やっと、猫を飼っていることを公表できました。猫の名前はルークとステラ。2匹ともオスですが、公表しないうちに6年もたってしまいました」。

主人公を助ける司法浪人生役の細田は「人見知りなので、撮影の初日は下をずっと向いていました。でも、撮影が進み、入居者が増えていくうちに、ワイワイ感がでて、現場の雰囲気がよくなっていきました」と振り返った。

制作発表にはドラマに出演する猫も登場。さらに「劇場版 ねこ物件」が8月に公開されることが、綾部真弥監督から発表されると、会場のファンからは喜びの拍手が湧き上がり、猫が驚いていた。

古川は「ドラマと映画はつながっていて、ドラマで描かれなかった主人公の過去などの伏線が回収されます。癒やし系だけではなく、楽しめる作品になっています」と話した。