格闘技イベント「RIZIN.35」(4月17日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)に出場する武田光司(26)が5日、異色の公開練習を行った。

 武田は同大会でスパイク・カーライルと対戦する。この日はBRAVEの同門の上田幹雄、芦田崇宏と合同で練習を公開。上田と芦田がサンドバッグに打撃を打ち込むなか、ただ一人化粧水と乳液でスキンケアをするだけで練習を終えた。

 日焼けサロンでこんがり焼いた肌がトレードマークだった武田は、今大会を前に「病院に行ったら焼きすぎと言われました」と日サロ引退を表明。肌を焼いていた時間を美白に費やしているといい「毎日化粧水と乳液と顔パックとか。日々強くなってる気がします。練習はさっき見せたじゃないですか。あんな感じですね」とうそぶいた。今回の公開練習については「本当は(RIZINのスポンサーの)湘南美容さんでやりたかった」と反省点を述べたものの、おおむね手ごたえを感じているようだった。

 ユニークな公開練習で煙幕も張った武田だが、もちろん試合に対しては真剣そのもの。対戦相手のカーライルは米ベラトールで活躍する強豪選手だ。「格闘技を始めたキッカケがUFCの試合を見て、すげえかっけえなと思って始めたので。やっぱりUFCとかトップ団体で戦いたいって目標があったので。トップ団体のベラトールだったりUFCだったりで試合してた選手と試合できることに対してまず一つ光栄ですし。乗り越えたいと思いますし、勝ちたいですね」と意気込んでいた。