歌手・美川憲一(75)の背筋を凍らせた衝撃の心霊写真を5日、本紙が入手した。昨年10月、自身のユーチューブチャンネルの撮影で訪れた東京・八王子の有名心霊スポットで、スタッフが美川らを撮影すると、写真に知らない人影、そしてスタッフの脚が消えるなどの怪奇現象が…。専門家の鑑定を受けた美川が恐怖体験を語った。

 美川がその心霊スポットを訪れたのは、自身のユーチューブチャンネル「美川憲一のおだまりチャンネル」の企画。八王子のタクシー会社が行う心霊ツアーに参加した。「もともと霊感は強くて、人生も勘で生きてきた」美川は、冒険心と怖いもの見たさもあって、OKしたという。

 史実によると、その場所は豊臣秀吉の小田原征伐で攻撃を受けた城址で、籠城した者は皆殺しにされた所。城から逃れた女性たち約300人は、はずかしめに遭うよりはいいと、近くの滝に身を投じたとされる。

 問題の写真は、動画撮影のために美川とディレクター、カメラマン、運転手の4人が林に囲まれた砂利道を歩いているのを、約30メートル後方からスタッフが撮影風景として撮影したものだった。

「美川さんたち4人の右後ろに、いるはずのない人影が写り、右端を歩くディレクターの右足が根元から消えていた。ぞっとしましたね」(撮影したスタッフ)

 美川はこの写真の鑑定を心霊写真の専門家に依頼したところ「人影は戦国時代の兵の地縛霊。写真のカメラに向かって怒りの表情をして、血が噴き出ている。スタッフの足がなくなっているのは日本刀で足を切られた武士の怨念が取りついているから。何も起きていない美川さんには左右に猛烈な守護霊がついているので心配はない」との結果が出た。

 鑑定結果を受け、美川は撮影当時をこう振り返った。

「心霊スポット訪問も心霊写真も初めて。最初からイヤな空気が漂っていたからホントは行きたくなかったの。最初、近くの神社に行って、その鳥居から先に行ったら祟(たた)られるからダメというのを聞いて、そこは行かなかったの。でもユーチューブの企画だし、冒険しなきゃいけないから、過去に女性たちが身投げした滝まで歩いたわよ。そしたらその途中で霊気が来て、怖いし、薄気味悪かった。そしたらロケから数日後にこの写真が見つかったの。それは私もぞっとしたわよ」

 訪問前後に美川らスタッフ全員がお清めをしたせいか、その後、体に異変はないという。

 美川は、過去の心霊体験を交えて、心霊写真騒動をこうとらえている。

「私、お化けは会ったことあるの。地方のホテルで寝てる時、男性が立ってて、私は金縛りにあったままはいつくばって、そのお化けを追いかけたら逃げてっちゃった。バンドのメンバーも見たので間違いないの。でも私自身は取りつかれたりはしない体質。霊も人間も出会い。良いことは信じてるの。心霊スポット巡りはオススメはしないけど、みなさんは礼儀とマナーを守って行ってくださいね」

 一連の心霊スポットロケと心霊写真の詳細は前出の「おだまりチャンネル」で5日、公開された。芸歴55年の間には自身が乗ったロールスロイスの事故、パリでの7500万円相当の盗難被害など、数々の騒動があったが、新たな心霊写真騒動が話題になりそうだ。