ボクシングの元世界統一ヘビー級王者マイク・タイソン(55)が世界中で話題の〝平手打ち事件〟に言及した。

 映画の祭典「アカデミー賞」でハリウッド俳優ウィル・スミスがコメディアンのクリス・ロックに妻の脱毛症をネタにされて激怒。生放送中に平手打ちした事件が大騒動となる中、タイソンは自身のポッドキャスト番組内でプロレス界のレジェンドで〝狂乱の貴公子〟ことリック・フレアー(73)と対談。その席で両者はスミスの行為について持論を展開した。

 海外メディア「infobae」やスペイン紙「マルカ」らの報道によると、フレアーは「私は誰かが自分の妻について口にした発言がどんな理由であっても好きでなかった場合、私は叩く(平手打ち)のではなく、パンチしているだろう。誰かに腹を立てたら叩くんじゃなくて、殴るんだ」と意見を述べると、タイソンも「オレだって、もっと殴っていただろう」と同意。両者ともスミスを支持する考えを示した。

 その一方で、フレアーはスミスのビンタが「本当(リアル)とは思えない」と〝演出〟である可能性も示した。すると、タイソンも「リックが演出(フェイク)と言うなら、そうだろう」と呼応。複数の海外メディアは両者が笑顔で談笑している様子を伝えている。